移動平均モデル(MAモデル:Moving Average)は、Ytをt期の分析対象系列値(売上等)とし、etはt期、et-1はt-1期の誤差、cはパラメータとするとt期の関係は次式で表される。
【Yt = et - c1・et-1 - c2・et-2 + … 】
この考え方の基本は「将来のYは過去の誤差によって説明されるとすることである」。将来の予測値は過去の予測値と実績値との誤差により決まるとは、例えば、今月の売上量が本来売上げる量より多かったら、来月は売上量が減る現象をモデル化するものである。
MA(1)と表示するモデルは、Yは1期過去の誤差により説明される(Yt=et-c1・et-1)とするものである。
MA(2)と表示するモデルは、Yは2期過去までの誤差により説明される(Yt=et-c1・et-1-c2・et-2)とするものである。