自己回帰モデル(ARモデル:Auto-Regressive)は、Ytをt期、Yt-1をt-1期の分析対象系列値(売上等)、etは誤差(Yt-1,Yt-2…で説明されない部分)、bはパラメータとするとt期の関係は次式で表される。
【Yt = b1・Yt-1 + b2・Yt-2 + …+ et】
この考え方の基本は「将来のYは過去のYによって説明されるとすることである」。
AR(1)と表示するモデルは、Yは1期過去のYにより説明される(Yt=b1・Yt-1+et)とするものであり、傾向変動が強い系列の場合に適合する。
AR(2)と表示するモデルは、Yは2期過去までのYにより説明される(Yt=b1・Yt-1+b2・Yt-2+et)とするものであり、循環変動が強い系列の場合に適合する。