決定係数(Coefficient of determination)は説明変動/全変動で計算され、従属変数Yの全体変化のうち独立変数X1,X2…の変化によって説明されている割合なので、Yの変動分の何%がこのモデルで説明されるかを示す。決定係数が1に近いほど(1~0の間の値をとる)X1,X2…によってYの変動を正確に表現していることを示す。
相関係数(Coefficient of correlation)は変数同士の関係度合を示す統計量であり、完全な正相関で1、完全な逆相関で-1、無相関で0の値をとる。回帰分析の評価を示す統計量として用いるときは、Yの実績値と理論値との関係度合を相関係数として示したものである。また、従属変数、全独立変数を含めた各変数間の関係度を見るため、各変数間の相関係数を相関マトリックスとして表示する。
決定係数の平方根は相関係数と等しい関係にある。